阪神・陽川 野生鍋パワーでレギュラー獲りだ 体脂肪率6%へ効果絶大

[ 2018年1月10日 05:43 ]

鹿肉のしゃぶしゃぶ鍋を食べる陽川
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 阪神・陽川尚将内野手(26)が9日、和歌山県西牟婁(にしむろ)郡上富田町の上富田スポーツセンター野球場で行っていた自主トレを打ち上げた。肉体強化の一環で鹿肉や猪肉などの「ジビエ料理」を口にしたことを明かし、勝負の5年目へワイルドボディーを完成させた。

 「イメージと違って、すごくおいしかったので驚きました。栄養価も高いみたいですし、(提供してもらって)ありがたいです」

 3日からスタートした自主トレ期間中の5日、同野球場の関係者から振る舞われたのは、赤身が鮮やかな鹿肉を使ったしゃぶしゃぶ鍋と、猪肉と野菜をふんだんに使ったぼたん鍋。数日前まで球場近くの山に生息していたものだった。

 鹿肉は、高たんぱく、低カロリー、鉄分やミネラルも豊富。猪肉も同様で、アスリートにとっては、最高の食材と言える。食用として捕獲された野生の鳥獣を調理したものは「ジビエ料理」と呼ばれており、陽川も思わぬ美味に目を丸くした。

 現在、体重88キロとベストをキープしながら、体脂肪率は驚異の8%。6%へのビルドアップを目論むだけに、低脂肪の鹿肉、猪肉は効果絶大だった。同関係者は「希望すれば、いつでも鹿肉、猪肉は送らせてもらいます」と要望次第で、サポートを約束。一人暮らしの陽川にとって、心強い援軍となりそうだ。

 この日は朝から屋外フリー打撃、ウエートトレーニングなどで汗。「三塁は鳥谷さん、一塁はロサリオがいて、高い壁ですが、乗り越えないとレギュラーは見えてこない」。野性味溢れるフルスイングで、1軍に食らいつく。(遠藤 礼)

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2018年1月10日のニュース