阪神星野氏追悼試合 3・10甲子園で中日戦 中止なら…3・11巨人戦

[ 2018年1月10日 05:30 ]

03年、18年ぶりのリーグ優勝を甲子園で達成し、ファンの声援に応える星野監督
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 阪神は9日、4日に死去した元監督、シニアディレクターの星野仙一氏(享年70)に哀悼の意を表し、3月10日に予定している中日とのオープン戦(甲子園)を同氏の追悼試合として開催することを発表した。

 同戦が悪天候などで中止となった場合は、翌11日の巨人戦(同)を追悼試合として開催する。

 その舞台は星野阪神が03年、18年ぶりの優勝の瞬間を迎えた甲子園。そこに故人が11年間、指揮を執った中日を迎える。仮にその試合が中止となった場合も、相手は無縁のチームではない。それどころか、故人が最も闘志を燃やした巨人との一戦になる。すでに球団幹部が巨人側にも事情を説明し、了解をえている。さらに一人でも多くのファンにお別れの場を提供するため、足を運びやすい土日を開催日に選んだ。

 当日は甲子園球場に半旗が掲げられ、両チームの監督、コーチ、選手が喪章を着用。試合前にはオーロラビジョンで追悼映像を放映し、故人をしのぶ。また、球場外周のミズノスクエアには献花台も設置される。

 揚塩健治球団社長は「3月10日と予備日に11日を選んだのは、土日でファンの皆様に足を運んでいただきやすいということと、対戦相手が故人にゆかりの深い中日さん、故人が闘志を燃やされた巨人さんということもあります。球場内でご観戦になられる方だけでなく、外にも献花台を設置することで、一人でも多くの方にお別れの場を設けさせていただきます」と説明。聖地・甲子園も、「闘将」に別れを告げる。(惟任 貴信)

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2018年1月10日のニュース