巨人ドラ1鍬原 いきなり別メニュー 肩か肘か「上半身のコンディション不良」

[ 2018年1月10日 05:48 ]

報道陣の質問に答える鍬原
Photo By スポニチ

 巨人のドラフト1位・鍬原拓也投手(21=中大)のキャンプリハビリ組の3軍スタートが9日、確実となった。川崎市のジャイアンツ球場で新人合同自主トレが始まったが、右腕は一部別メニュー。

 「いま焦ってもダメだと思う。焦らず自分のペースを守っていきたい」と慎重に話した。

 ドラ1が神髄を見せるはずのキャッチボールが始まると、球団トレーナーとともに室内練習場へと消えた。約20球のネットスロー。その後、再合流し、球団トレーナーを相手にした緩めのキャッチボールを行った。球団広報は「上半身のコンディション不良です。大事を取ってです」と発表した。投げる動作以外は順調であることから、肩や肘の不調である可能性が高い。3日の自主トレ公開時には約2カ月ぶりのキャッチボールを再開し「徐々に、ゆっくりという形です」と右腕は話したが、開幕1軍も難しい状況といえる。

 斎藤投手コーチは「キャンプに来られないということは、開幕にも間に合わないと思っている」とし「(昨年7月に1軍デビューした)畠の例(みたい)になるんじゃないかな」と焦らず、状態の良化を見守る方針を示した。巨人では昨年のドラフト1位の吉川尚が上半身のコンディション不良、同2位の畠が右肘遊離軟骨除去手術もあり、春季キャンプは3軍スタート。2年連続で上位の即戦力候補が負傷を抱えるという異常事態となった。

 鹿取義隆GMは「発表の通りです」とし、高橋監督は「一日でも早くできればそれに越したことはない」と語った。昨季4位からの巻き返しへ、即戦力への期待が大きかっただけに、現場は頭を悩ませることになる。 (川手 達矢)

続きを表示

この記事のフォト

2018年1月10日のニュース