楽天・梨田監督 星野氏は「真似できない」「楽天の精神的支柱」

[ 2018年1月6日 11:54 ]

星野仙一氏死去

笑顔で語り合う星野仙一氏(右)と楽天の梨田監督
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 楽天の梨田昌孝監督(64)が6日、4日に亡くなった楽天の星野仙一球団副会長を追悼。球団を通じて「東北楽天ゴールデンイーグルスの精神的支柱でした。『星野仙一』の真似は出来ませんが、あの厳しさと威圧感を継承しながら、心新たに現場とフロントが一体となり戦ってまいります」とコメントを発表した。

 梨田監督は「想像もしていなかったので、ただただ驚いています」と率直な心情を吐露し、「現役時代から、リーグもポジションも違いましたが、大変可愛がって頂きました。共通の知人も多かったですし、何かフィーリングが合ったのだと思います」と回顧。「01年、近鉄でリーグ優勝した際に星野副会長とお会いする機会があり、『ナシ、ええ顔しとるな。優勝監督はええ顔しとるな。次は俺もやったるぞ』と仰り、見事、03年に阪神を優勝に導かれました」と裏話を明かした。

 星野氏を「東北楽天ゴールデンイーグルスの精神的支柱」と表現し、「星野副会長が球場に入るだけで現場の空気がピーンと張り詰めるのが分かりました。監督として、星野副会長に時々球場へお越し頂くだけで助かりましたし、昨シーズン終盤、優勝が厳しくなった際には、『何とか2位を目指して頑張れ』と励まして頂きました。常に影で矢面に立ち、我々を支えてくださいました」と感謝。

 最後に「『星野仙一』の真似は出来ませんが、あの厳しさと威圧感を継承しながら、心新たに現場とフロントが一体となり戦ってまいります」と前を向いた。

 ▼岸孝之投手の話 すごくびっくりしている。フリーエージェントの時、星野さんから頂いた「迷ったら前に進め」という言葉が今でも忘れられません。まだ恩返しができていないので、今年、日本一という形で恩返しをしたい。

 ▼嶋基宏捕手の話 信じられません。今でも大きな声で「嶋!」と呼ばれるような気がします。監督から教えていただいた「闘う姿勢」を忘れず、今年こそ東北を熱くします。そしていつか監督のような厳しさの中に愛情のある人間になりたいです。

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2018年1月6日のニュース