大谷が本格始動!バッテリー組キャンプ初日から“全開デモ”

[ 2018年1月6日 05:30 ]

大リーグ公式球でキャッチボールする大谷
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 さあ、メジャーイヤーの幕開けだ!エンゼルスの大谷翔平投手(23)が5日、千葉・鎌ケ谷の日本ハム2軍施設で本格始動し、自主トレーニングを公開した。2月14日(日本時間15日)のバッテリー組キャンプ初日から「ロケットスタート」で飛ばしていくことを宣言。昨秋に手術した右足首の状態も良好で、1月中旬にもブルペンに入りし、二刀流調整のペースを上げていく。

 いつも冷静な大谷の言葉に力がこもった。メジャー1年目の本格始動。テレビカメラ8台、70人を超える報道陣から「“開幕”(のイメージ)は頭の中にある?」と問われ、「開幕…ないですね」と返答し、すぐにその理由を明かした。

 「キャンプから勝負だと思っている。勝ち取りにいく立場。やっぱり1年目なので(自分の)良いものをキャンプの中から見せていければと思う」

 気温3度に冷え込んだグラウンドでランニングメニューをこなすと、室内練習場に移動してMLB公式球でキャッチボール。その後はティー打撃、マシン打撃などの「二刀流メニュー」を消化した。「5年間やってきたことを環境が変わっても継続できるかどうかが凄く大事」。ただ、今年は立場が違う。それを自覚しているからこその「ロケットスタート宣言」だった。

 1年前のアリゾナ春季キャンプは右足首痛でリハビリを余儀なくされたが、2年連続開幕投手を任された16年のキャンプ初日は、キャッチボールのような脱力投法で調整を開始。そこから開幕に向けてペースを上げた。エ軍から「やりたいようにできる限りやってほしい」と調整を一任されているが、メジャーでは新人となる。

 10月に手術した右足首の状態も良好だ。キャンプインには「100(%)でいける」と力を込めた。順調ならば、今月中旬にもブルペン入りするとみられる。まずは2・14バッテリー組のキャンプインに照準を合わせる。

 2年ぶりに故郷・岩手で年を越し、母校・花巻東も訪問。「雪なのでグラウンドは見えないけど、懐かしいなと思った」と気持ちも新たにした。「エンゼルスも各球団もやっぱりワールドシリーズで勝つことを目標にしている。そこの力に少しでもなれるように今のうちからしっかり練習したい」。戌(いぬ)年生まれの年男は、「二刀流で世界一」の目標をしっかりと見据えていた。 (柳原 直之)

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2018年1月6日のニュース