ロッテ大好きトータルテンボス・藤田が井口監督直撃(下)チーム盗塁数最低120、三塁打量産だ

[ 2018年1月5日 19:55 ]

新春球界インタビュー=トータルテンボス・藤田がロッテ・井口監督を直撃3

井口監督(左)を直撃するトータルテンボスの藤田
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 藤田 今年の組閣を見た時、僕はうれしくなりました。今岡さんが2軍監督で、あの時代の青学大と東洋大のショートが監督って。首脳陣が若くてひとつのチームみたい。それも魅力的です。

 井口 今岡とは野球観が一緒なんです。彼は“2軍には絶対にいたくない”という練習をすると言っている。めちゃくちゃ厳しいですから。

 藤田 鳥越ヘッド兼内野守備走塁コーチとか、ロッテにいなかった人を入閣させるのは難しかったですよね。

 井口 内野守備コーチを探した時、自分の感覚と合っている人が鳥越さんしかいなかった。誰にでも厳しくできる人ってなかなか野球界いない。若手には言うけど、ベテランに言えない人もいっぱいいる。でも、鳥越さんは全員に言える。そういう人を探した。何回会ったか。女の人を口説くより大変でしたよ(笑い)。

 藤田 現役引退後、即監督というのは、選手とのコミュニケーションという点ではやりやすいのでは。

 井口 そうですね。「一度外から見た方が…」とかよく言いますけど、僕は4年間、米国に行ったけど、日本に帰ってきた時はどのチームも顔ぶれがガラッと変わっていた。これってマイナスだと思う。情報は知っていたとしても、実際の現場のレベルで見ていないと、配球も含めて、この投手をどうやって打ったらいいかとか分からない。現場でずっと見ていたので、癖も分かるし、サインを出しやすい。選手がやりたいことも分かっている。僕はプラスの方が大きいと思う。そこに周りのコーチ陣の手助けが必要だけどね。

 藤田 福浦選手の2000安打は、本当にお願いします。僕は同じ昭和50年組なんです。

 井口 それは僕の使命なので。福浦には、先発で出ていなければ、どんな場面でも絶対に代打で行くからと伝えています。たとえ10点差でも。

 藤田 やっぱり、生え抜きの2000安打。堀さんの時できなかったのが悲しいし、絶対、福浦選手には。

 井口 あと38本。全然いきますよ。ちゃんと使えば。逆に先発で出るようになってはダメですけど(笑い)。

 藤田 最後に目標ですが、僕は戦力も分かっていますから、1年目から「日本一」とか言いません。でもCSには行けると信じています。「こんな戦法があるんだ」とか、井口マリーンズの野球って面白いよね、っていうチームを見たいです。

 井口 いろいろ考えています。外国人の先発が2人いれば中4日でいかせても面白い。野手はどれだけ走るか。チーム盗塁数は最低120。あとは三塁打を増やす。実はスポンサーに「三塁打賞」を出してくれとお願いしています。

 藤田 三塁打賞?楽しみだなあ。本当に期待しています。

 井口 ありがとうございます。ぜひ石垣島キャンプにも来てください。(終わり)

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