巨人戦力外の実松、長男は早くもG党から日本ハムファン「パパがんばってね」

[ 2017年12月30日 23:35 ]

日本ハム入団会見で晴れやかな笑顔の実松
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 巨人を戦力外となった実松一成(36)が30日、年末恒例のTBS特番「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」(後10・00)に出演。取材陣の密着を受け、戦力外から日本ハム入団決定までの心境を語った。

 10月初めの戦力外通告に自分の名前がなかった実松は、来季に向けて休養に入っていた。ところが、巨人は10月26日のドラフト会議で捕手を4人も指名。その4日後に実松は戦力外を通告された。トライアウト参加締め切りまであと2日に迫った日のことだった。

 休養していた実松の体はトライアウトを受けられる状態ではなく、参加を断念。「準備しないでいきなりトライアウトを受けるのはちょっと違うんじゃないかと。してなかった自分が悪いんですけど…今は信じて待つしかない」。育ち盛りの3人の子どもを持つ実松はただオファーの電話を待つだけの長く辛い時間を過ごしていた。

 野球が大好きな12歳の長男は戦力外通告の意味を十分に理解していた。大の巨人ファンだったが、どこのチームのファンか問われると「今はない」とキッパリ。巨人について聞かれ「嫌いじゃないけど、お父さんもいないし。お父さんがいったチームを応援したい」と父のプロ野球選手復帰を信じる一方で、無職になってしまう怖さも感じており「この家も買ったばっかりだし、お金があんまりなくて戦力外になったんで…大変です」と不安を漏らしていた。

 「パパ電話きた?」と心配する長男。トライアウト翌日、他の戦力外選手の動向をスポーツ紙が報じる中、実松のもとにオファーは届いていなかった。子どもを送り出した後に一本の電話が。かつて所属していた古巣の日本ハムからだった。選手兼コーチとしてのオファーを受け、実松は安どの表情を浮かべた。その日の夜、息子たちに報告。「心配かけたけど、来年もう1年野球が続けられるようになったから」。

 実松は今月11日に日本ハムと年俸1000万円で正式に契約した。契約を終え、自宅に戻るとリビングの壁には子どもたちの手作りのメッセージが貼られていた。「パパがんばってね」「がんばります」。戦力外からおよそ1カ月、家族に笑顔が戻っていた。

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