阪神ドラ5谷川 安藤イズム継承 謙虚に…愛車は当然、古巣「三菱」

[ 2017年12月27日 05:30 ]

壮行会で鏡開きをする谷川(中央)
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 阪神にドラフト5位で入団した谷川昌希投手(25)が26日、福岡市内のホテルで開催された古巣・九州三菱自動車販売会社主催の壮行会に出席した。元チームメートや会社関係者など115名を前に、期待の星が“安藤イズム”の継承を誓った。

 「(長く活躍することが)一番の目標。息の長いピッチャーになりたいです。理想は安藤選手?そうですね」

 今季限りで16年間の現役を終えた安藤を、理想の投手の一人に挙げた。大学、社会人を経て阪神に入団。くしくも同じ九州出身で、ポジションも投手、社会人チームは自動車を扱う会社など共通点は多い。それだけではない。ベテラン右腕のような謙虚な姿勢にも共感を覚えていた。

 「この会社に入って車の勉強をした。(プロ入り後に)買うなら三菱の車を買いたい。国産車の方が燃費もいいですし。(社会人時代の)お客さんも“谷川も三菱を乗っている”と思ってくれるかも。プロを目指す後輩の励みにもなると思う」

 古巣への恩返しはマウンドでの活躍だ。ただ、自社の車を乗ることもまた、恩返しの一つにつながる。安藤はプロ入り後もトヨタ車を愛用。華やかなプロの世界に身を置きながらも、長年にわたって国産車に乗り続けた。

 「まだまだ未熟ですが、この3年間がなければ成長はなかった。得た物が大きすぎる」

 チームからは中継ぎとして期待されており、国産車のような燃費の良さもシーズンでは求められる。安藤2世を目指す未完の大器。猛虎の一員となった元営業マンが、地元の応援を後押しに大きく羽ばたく。(山本 浩之)

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