ハム流14選手がエール“翔平、俺たちのために活躍しろ!”

[ 2017年12月26日 05:30 ]

大谷会見 ( 2017年12月25日    札幌ドーム )

日本ハム・中田「翔平 俺たちのために活躍しろ!」の「翔」
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 翔平、俺たちのために活躍しろ!エンゼルス・大谷と多くの時間を共有し、二刀流で活躍する姿を目に焼き付けた日本ハムの14選手が、筆に思いを込めてメッセージを完成させた。

 16年シーズン終盤。現役引退を表明した武田勝が円陣で、「俺のために優勝しろ」と書かれた紙を掲げると、ナインも奮起しチームはリーグ制覇、日本一へと駆け上がった。「○○のために○○しろ」はファイターズ流のエールでもある。

 大谷と中軸を組んできた中田は「翔平は純粋で可愛い子。一緒にやれたのは5年間で短かったけど、いろいろと経験させてもらった」と感謝する。来季は主将としてチームをまとめる役割も担うだけに「翔平が頑張れば、僕らも刺激をもらえる」と期待する。

 ダルビッシュがメジャーに移籍した12年もチームは全員で穴を埋めてリーグ優勝。若手が育つ土壌があり、来季も新戦力が台頭する可能性は高い。新選手会長の中島は「来年は“翔平が抜けて弱くなった”と言われたくない。オフになってあいつから良い報 告を受けたいし、こちらも良い報告をしたい」と言葉に力を込める。

 投手陣には有原、高梨、上沢ら、まだ能力を発揮しきれていない若手も多い。ベテランの宮西は「翔平がメジャーで活躍すれば間違いなく同世代の若い選手の刺激になる」と相乗効果に期待する。大谷と同期入団で将来は守護神を目指す鍵谷は「イチローさんや松井秀喜さんたちは遠い存在だった。同僚が活躍すれば励みになる」と目を輝かせる。

 大谷はエンゼルスのユニホームに袖を通して世界一、ナインは2年ぶりのリーグ優勝を狙う2018年。遠く離れても、仲間であることに変わりはない。 (山田 忠範)

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