阪神 来秋ドラフト“星野仙一2世”リストアップ マウンド度胸魅力

[ 2017年12月22日 05:42 ]

星野氏
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 阪神が来秋ドラフトに向け、倉敷商の引地秀一郎投手(17)をリストアップしていることが21日、わかった。球団関係者が「体は大きいし、強いボールを投げる。この1年で、どれだけ成長するか楽しみ」と話した。

 引地は1メートル86、82キロの恵まれた体格から最速151キロを繰り出す本格派。1年夏からベンチ入りし岡山大会準決勝・玉野光南戦では敗戦の中、146キロを計測し一躍、注目を集めた。2年春から主戦となり今秋は岡山大会準優勝。中国大会は盈進に初戦で敗れ、来春の選抜出場は厳しい状況にあるが、ポテンシャルの高さから、他球団も注目している逸材だ。

 同校OBには「燃える男」の異名を持ち「闘将」として2003年に阪神を指揮し優勝に導いた星野仙一氏がいる。同氏をほうふつさせるマウンド度胸も魅力の一つだ。

 阪神は藤浪をはじめ若い右の先発投手が多いが、引地が加入すれば、さらに層が厚くなるのは間違いない。順調に成長すれば来秋には上位候補に名を連ねる可能性が高い。すさまじい気迫で打者に立ち向かう「星野魂」を受け継ぐ金の卵を、猛虎は追い続ける。

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2017年12月22日のニュース