藤浪に護摩行のススメ 金本監督精神修行の師がサポート名乗り

[ 2017年12月21日 10:51 ]

今季不振に苦しんだ阪神・藤浪
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 阪神・金本監督が現役時代に精神修行の師と仰いだ鹿児島・最福寺の池口恵観法主が20日に京都市内のホテルで「相談会」を開き、藤浪再生に名乗りを上げた。プロ5年目で初めて不調による2軍降格を経験するなど自己最少の3勝にとどまった今季を踏まえ、「あの子にやらせたいんだけどね…」と護摩行のススメを説いた。

 右打者への死球から崩れた藤浪について技術や体力よりも心の部分を不振の大きな要因と分析。「(金本監督に)会わせろと言っているんですけど。行が嫌なら他にもやり方がある。実際に会ってメンタルの弱い部分を指摘してあげられる」。現役当時の金本監督は数千枚の護摩木をくべて400℃を超える高熱の炎と向き合う護摩行をオフの慣例にして精神面を強化。同様の荒行を主に打開の手だてを思い描いた。

 藤浪は今オフに目の専門家や理学療法士など多方面の専門家に助言を求める予定でも、護摩行による精神鍛錬の必要性を強調。「やってくれるとオーラがでる。オーラがあれば、いいものが集まってくる。藤浪君も立ち直ってくれたらいいんですけど」。13年ぶりリーグ優勝を目指す来季へ向けて藤浪の復活は不可欠だけに“入門”を待ち望んだ。 (河合 洋介)

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2017年12月21日のニュース