広島 メジャー救援右腕獲得「先発も中継ぎもできる」

[ 2017年12月21日 05:30 ]

広島が獲得したカンポス(AP)
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 広島は20日、今季ブルージェイズでプレーしたレオネル・カンポス投手(30)の獲得を発表した。契約金25万ドル(約2800万円)、年俸40万ドル(約4500万円)プラス出来高払いで、背番号は70に決まった。

 松田元(はじめ)オーナーは「先発も中継ぎも両方できると思って獲った。角度があって低めにボールを集めるタイプで打ちにくいと思う」と特長を説明。起用法に幅を持たせ、慰留中のジャクソン次第ではセットアッパー候補として期待を寄せた。

 ベネズエラ出身のカンポスは150キロ前後の直球と落ちるスライダーが武器。メジャー通算38試合はすべて救援で防御率4・74、通算43回2/3で49奪三振と奪三振率10・10を誇る。今季はメジャー13試合で防御率2・63。14年にパドレス傘下2Aで14試合に先発した経験も評価された。

 球団は来季へ助っ人6人態勢を想定し、5人との契約を完了。今後はジャクソンの慰留に全力を注ぐ方針だ。(柳澤 元紀)

 ◆レオネル・カンポス 1987年7月17日生まれ、ベネズエラ出身の30歳。10年12月にアマチュアFAでパドレス入り。14年9月3日のダイヤモンドバックス戦でメジャーデビュー。今季所属のブルージェイズを含め、メジャー通算38試合すべて救援で1勝0敗0セーブ、防御率4・74。今オフにブルージェイズを退団している。1メートル88、97キロ。右投げ右打ち。

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