ソフトB甲斐、年俸も“キャノン砲” 城島先輩超え344%増

[ 2017年12月20日 05:30 ]

クリスマスの着ぐるみを着て大幅アップに笑顔の甲斐
Photo By スポニチ

 ソフトバンク・甲斐がヤフオクドームで契約更改交渉に臨み、3100万円増の年俸4000万円で更改。「工藤監督から配球を読まれるなと言われている」としながらも、笑顔を抑えきれず、報道陣に推定4000万円を言い当てられた。使い道は「自分の前にやるべきことがある。まず母親」とタクシー運転手として女手一つで育ててくれた母・小百合さんへの恩返しを約束した。

 7年目の今季は、育成出身選手としては初となるベストナインに加え、ゴールデングラブ賞を初受賞。「甲斐キャノン」の異名がついた鉄砲肩で103試合に出場と飛躍した。昇給率344%は、捕手では城島健司(ダイエー)の231%増を超え、野村克也(南海)の400%増、原口(阪神)の358%増に次ぐとみられる。

 「(同期の)千賀からは“おまえが打てばもっと楽”と言われ返す言葉がなかった」と打率・232、5本塁打、18打点に終わった打力の向上を誓った。11月の侍ジャパンでともにプレーしたDeNA・桑原のバットにヒントを得て、今季から100グラム増の重さ980グラムのバットで臨む。 (福浦 健太郎)

続きを表示

2017年12月20日のニュース