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12球団随一の施設が…ソフトB主力が訴えた「筑後」の課題

3000人以上を収容できる「ホークスベースボールパーク筑後」の「タマホーム スタジアム筑後」
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 2年ぶりの日本一。「暖冬」だと思ったソフトバンクの契約更改交渉で主力選手から訴えが相次いだ。キーワードは「筑後」だ。

 総工費60億円で昨年3月、福岡県筑後市に完成したファーム施設「ホークスベースボールパーク筑後」は12球団随一と言える施設だ。ただ、運用に多くの意見が寄せられる。

 「(今季限りで退団した)ジェンセンが足を引きずりながら新幹線で通う姿はかわいそうだった。(福岡)市内ならば違うのに」

 18日に契約更改交渉の席で発言したのはベテランの和田だった。6月に右太腿裏肉離れを発症したジェンセンは、九州新幹線で博多から最寄りの筑後船小屋まで通っていた。車で片道1時間以上かかり、1軍で故障した選手は往復2時間をかけてリハビリ施設に通わなければならない。

 15年オフまでは福岡市東区にあり、十分、通勤圏内だった。「リハビリもでき、寮生が1軍にいる間に泊まれる施設があればと思う。すぐにというのは難しいとは思いますけど」と和田。同列に比較はできないものの、2軍施設が千葉県鎌ケ谷市にある日本ハムは札幌市に寮施設を兼ねた室内練習場がある。

 ソフトバンクは寮生が1軍に出場する場合、試合後、ヤフオクドームから毎日、筑後まで通勤するのが基本だ。また、ヤフオクドームではオフの期間もコンサートの需要が多く、グラウンドはほぼ、使用不可。オフ期間の近隣練習施設問題など、仮に和田の提案する施設ができれば解決する課題は多くある。

 今季は左手親指骨折でリハビリ期間の長かった内川は「食」の不安を訴える。「2軍の選手はファームのナイター後、食堂でコンビニ弁当を食べていた。2の軍選手はこれから出てこなければいけなのに、いいのかなと…」と吐露した。

 筑後の施設周辺にはコンビニ以外、夜中に食事を取れる場所は少ない。ナイター後まで調理するスタッフを「残業」させる人件費など乗り越えなければいけない壁は高いが、素晴らしい施設があっても中身が付いてこなければ、宝の持ち腐れになる。

 球団側は検討のテーブルに乗せることは約束している。どれほど、資金をかけた施設だといっても、不具合は必ずある。大切なのは多くの意見に耳を傾け、真剣に考え、最良の策を練ること。筑後の施設が本当の「日本一」と呼ばれるまでにはまだ時間は必要だ。(記者コラム・福浦 健太郎)

[ 2017年12月20日 10:30 ]

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