広島・安部 2500万円増 10年目の大ブレーク「全試合に出たい」

[ 2017年12月15日 05:30 ]

契約を更改し、クリスマスリースで来季の新背番号6を披露する安部
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 広島の安部友裕内野手(28)が14日、広島市南区の球団事務所で来季の契約更改交渉に臨み、2500万円増の年俸4600万円(金額は推定)でサインした。今季は規定打席に初めて到達し、リーグ4位の打率.310をマーク。背番号「60」から「6」に変わる来季は全143試合に出場し、レギュラーの座を揺るぎないものにするつもりだ。

 交渉時間にしてわずか15分。来季の契約を終えた安部の表情は意外にも硬かった。どうやら希望額には届かなかった模様だ。それでも、上積み分を含めて年俸4600万円でサインし、前向きな言葉が口を突いて出た。

 「球団の(他選手との)兼ね合いは、もちろん分かっている。いろいろ話し、納得して判を押した。評価していただいたと思う」

 10年目の大ブレークだった。今季は123試合に出場し、リーグ4位の打率・310、4本塁打、49打点、17盗塁をマーク。規定打席を初めてクリアする一方、試合数、打率、打点、盗塁数でも自己最多を更新し、リーグ2連覇に貢献した。

 「“2連覇に貢献してくれた。安部がいてくれて良かった”という言葉をもらい、すごくうれしかった」

 来季は背番号「60」から「6」に変わる。交渉役の鈴木球団本部長が「競争だが、レギュラーとしてやってくれると思うから(6番を)渡した」と話す通り、より大きな期待と責任を背負う。安部は百も承知だ。その上で目標に言及した。

 「全試合に出場し、1年を通して安定した成績を残すのがレギュラー。交流戦で数字を落としたし、課題は多いけど、波を小さくして全試合に出たい」

 今季は三塁で91試合に出場した以外に、一塁で27試合、二塁でも7試合に出た。ユーテリティー性は安部が持つ武器の一つ。三塁で全143試合出場が理想だろうが、目標自体はあながち不可能ではあるまい。タイトル獲得にも意欲を燃やす。

 「笑える話だけど、サードでゴールデングラブ賞を獲りたい。誰も獲れないと思っているところで獲りたい」

 2季通算で打率・200の交流戦。さらには今季・238と苦戦した左腕投手をどう克服、攻略するか。

 「野球人生は1度だけ。目標に向かって謙虚に、やるべきことをやっていきたい」

 真のレギュラーへ。心技体でレベルアップし、同期のタナ・キク・マルに続きたい。(江尾 卓也)

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