名将ソーシア監督考案 大谷二刀流プログラム 来春キャンプ計画披露

[ 2017年12月15日 05:30 ]

室内で打撃練習を行う大谷
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 エンゼルスのマイク・ソーシア監督(59)が13日(日本時間14日)、ウインターミーティング会場で取材対応し、日本ハムからの移籍が決まった大谷翔平投手(23)が臨む来春キャンプの計画の一端を披露した。

 エ軍を率いて来季で19年目を迎える59歳の名将は「特別な能力を持つ二刀流選手と一緒に創造性を発揮する格好のチャンスだ」と胸を躍らせ「午前中に野手が守備練習をしている間にブルペンに入り、投手練習が終わった後、打撃練習、バント練習、走塁練習などをする」と明かした。

 既に野手では外野を守らせずDH専念の方針を示しているが「アグレッシブに走塁をしてもらう。素晴らしいスピードがあるから」と「足」にも注目。「(主力野手の)トラウトやシモンズに比べて特に長く練習することはないが当然、先発投手の誰よりも負担は大きくなる」と話した。

 日本ハムのキャンプでも二刀流のハードな練習をこなしており「本人とも話して情報を得た。彼にぴったりの大谷仕様のプログラムをつくりたい」と指揮官。開幕までの調整登板については「(オープン戦やマイナーの練習試合で)6試合の先発を考えている。それより少なくすることはない」。ア・リーグはDH制だが「やらないと決めたわけではない」とDHを解除するリアル二刀流の可能性も排除しなかった。(奥田秀樹通信員)

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