阪神、新助っ人登録名は「ロサリオ」母国語を忠実再現で濁りなし

[ 2017年12月13日 05:45 ]

阪神が獲得に全力を注ぐロサリオ
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 阪神が、正式契約寸前のウィリン・ロザリオ内野手(28=前韓国ハンファ)の登録名をドミニカ共和国の共通語であるスペイン語の発音で「ロサリオ」とする方針であることが12日、分かった。球団内ではリストアップした時から「ロサリオ」と認識していた。

 「ロサリオ」には前例もある。15年まで2年間、広島に在籍していたドミニカ共和国出身のロサリオとは、名前のつづりが同じ。名前の響きを母国語に忠実に再現するなら、濁らない「ロサリオ」が最適というわけだ。

 そのロサリオの獲得発表日についても、濁りのない吉日を選ぶ方針であることが分かった。球団幹部が「日取りは考えないといけないでしょうね。(契約は)海の向こうの話ですけど」と話した。

 すでに2年総額約8億5000万円という破格オファーで条件面は合意済み。早ければ週頭の11日にも正式発表される見込みだったが、発表はなく、そして12日も見送られた。なぜなのか…。それには一因があった。冠婚葬祭で重視される「六曜」だ。それによると11日が公事などを避けるべき「先負」で、12日は何事にも凶とされる「仏滅」だった。来季の4番候補発表という晴れの日を、凶日にする必要はない。できればスッキリ「大安」と行きたいところだ。

 大安発表となれば、近年の新外国人野手にとっては吉兆だ。阪神が09年以降、オフに支配下選手として契約した新外国人野手はマートン、コンラッド、ゴメス、ヘイグ、キャンベルの5人。そのうちマートン、ゴメス、ヘイグが大安に発表されており、3人中2人が成功を収めている。来季の4番候補として期待するロサリオについても、縁起をかつぐに越したことはない。

 谷本修球団本部長はこの日、「メディカルチェックも無事済ませたようなので、まあ間近ですかね」と言葉に力を込めた。直近の大安は、きょう13日だ。

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2017年12月13日のニュース