阪神・西岡“陸王”探し「一緒にトライしてくれるメーカーと」

[ 2017年12月8日 08:30 ]

SSKプロスタッフ会議に参加する西岡
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 阪神・西岡剛内野手(33)がスパイク改良を目的に複数メーカーを渡り歩いていることを明かした。7日は大阪市内でSSK社のプロスタッフ会議に出席。左アキレス腱断裂からの完全復活を期すためで情熱とこだわりを持って各メーカーと相談中だといい、まるで人気ドラマ『陸王』のごとく、靴に人生を懸ける意気込みを示した。

 西岡の目は鋭かった。バットとグラブを契約しているSSK社のスタッフ会議に初出席。明確な理由があった。

 「僕はアキレス腱を切っているので、僕の足のことを一番に考えて、僕に対して一緒にトライしてくれるメーカーと契約したいと思っています」

 全ては16年7月20日の巨人戦で負傷した左アキレス腱断裂からの完全復活のためだ。スパイクについてはアディダス社の協力を仰いできた今季までの契約を今オフに一時白紙に戻した。アディダス、SSKを含むメーカー数社に相談中の現状を明かし、一番合うスパイクを探しているという。

 今秋キャンプでも若手に混じってフル参加。首脳陣の中には遊撃復帰構想もある。本人もロッテ時代の05、06年に2度の盗塁王に輝いたスピードの復活を願っており、スパイクは大事な要素。SSKの担当者には「ソールや足にフィットするタイプ」をこだわって注文し、「走りたいということと、ケガをしないということ。今まで細かくミリ単位でやってこなかったが、来年から心がけたい」と情熱を打ち明けた。靴の型どりを何度も実施するなど妥協は許さない姿勢を示していて、メーカー選択も「情熱」が決め手になりそうだ。

 靴に命を懸ける―。それはまるで、TBS系で放送中の人気ドラマ『陸王』のごとし。ランニングシューズの製作に情熱を傾ける物語は今の西岡にピッタリと合う。「いまずっとトライしていて、いろんなメーカーをはいています。どこを履くか、年越しか年内か分からない」。陸王探しに妥協の文字はない。

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2017年12月8日のニュース