阪神・岩田 まるで市民ランナー?「スーパー銭湯に車止めて…」

[ 2017年12月3日 05:30 ]

ファンと記念写真に納まる岩田
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 阪神・岩田稔投手(34)が2日、奈良市の「マツダスポーツ 奈良店」で自身が使用するグラブメーカー「ローリングス」とのコラボイベントに参加。来季に向けてのトレーニングの一環として、市民ランナーと化して街中を走っていることを明かした。

 「スーパー銭湯に車を止めて、走りに行って、風呂に入って家に帰る。(走る時間は)汗をかき出してから30分ぐらい。(今は)寒いので1時間ぐらいですかね。距離は10キロぐらいだと思います」

 2軍生活が続いた夏に、トレーナーから「長時間走」での減量を勧められた。実際に行動を起こすと、体のキレが増すとともに球も走った。7月27日DeNA戦で今季初登板初勝利をあげ10試合に登板して3勝をマーク。シーズン終了後には94キロあった体重は90キロになっていた。「長い距離を走るのは苦手だったけど、結果につながった。ランナーズハイじゃないけど、今の時期も取り組んでます」と継続している。

 来年1月は、恒例だった米アリゾナでの自主トレもやめる方向で「(理由は)特に(ない)ですけど、沖縄も暖かいし、やりたいことがやれる環境で」と話す。もちろん、長距離走はメニューとしてある。「(若い選手に)ここで負けていてはいけない。来年は開幕から、1軍で投げられるようにしたい」。人気テレビドラマの「陸王」ならぬ「陸上王」として、13年目の来季はキャリアハイを狙う。(巻木 周平)

 ≪グラブは今季モデル継続≫岩田は来季の使用グラブについて、今季途中から使用した縦型で小型のモノを継続使用することを明かした。学生時代は遊撃手用と同サイズの投手としては小さいグラブを使用していたといい「大きいグラブを使うと、うまくバランスが合わない。そっち(小型)の方が合っていると思う」と説明した。また、この日のイベントに集まった約100人のファンとトークショーや記念撮影などで交流した。

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2017年12月3日のニュース