経費削減のマーリンズ 大谷獲得レースから撤退へ 譲渡金がネック 地元紙報道

[ 2017年12月3日 11:16 ]

大谷翔平 (AP)
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 マーリンズがポスティングシステムを利用して大リーグ移籍を目指す日本ハム・大谷翔平(23)の獲得競争から撤退するという。地元紙サン・センチネル(電子版)が1日に報じた。

 大谷の大リーグ移籍に関しては、労使協定により契約金が最大で575万ドル(約6億4000万円)に制限されており、マーリンズの使える額は全30球団中で5位となる170万ドル(約1億9000万円)。

 この額で大谷ほどの逸材を獲得できるのであれば、チームにとってはバーゲンとなるが、問題となるのは、日本ハムへ支払う2000万ドル(約22億4000万円)の譲渡金。デレク・ジーター氏らのマーリンズ新オーナー陣は現在、チームの経費削減を図っており、今季大活躍を見せた主砲のスタントンも放出が確実視されている。

 そうした状況にあるマーリンズにとって、2000万ドルの出費はなかなか厳しいもの。関係筋によると、このようなチームの資金面がネックとなり、大谷の獲得レースから手を引くことになりそうだという。

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2017年12月3日のニュース