初の3冠王・中島治康氏の「記念盾」 母校・松商学園に寄贈

[ 2017年11月30日 13:55 ]

松商学園に寄贈縦された50センチ、横30センチの盾
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 1938年秋にプロ野球初の3冠王に輝いた巨人・中島治康氏が当時表彰された最高打撃賞の盾が30日に同氏の母校・松商学園(長野・松本市)に寄贈された。同氏は87年に77歳で亡くなっており、都内に在住する息子の治彦さん(70)が10月に自宅の押し入れで発見。相談を受けた同校OBで元野球部監督の大月吉史さん(78)が仲介する形で母校に贈られた。

 春秋2シーズンだった38年の秋に中島氏が打率・361、10本塁打、打点38の打撃3部門でトップになった当時は3冠王という概念がなく、野村克也(南海)が3冠王となった65年に記録をさかのぼり、中島氏が“初代”と認定された。野球殿堂博物館(東京・文京区)によれば、当時は本塁打と打点は表彰の対象ではなく、今回発見された盾は首位打者に対して贈られたものとみられるという。

 28年夏の甲子園でエースとして松本商(当時)を全国優勝に導いた中島氏は早大などを経て入団した巨人では監督やOB会長も務め、53年に野球殿堂入りしている。同校では来年の創立120周年に向けて同氏の銅像製作を計画し、500万円を目標に募金を募り始めたところ。この日、治彦さんに代わって贈呈式に出席した大月氏は「現役の部員は(中島氏を)知らないと思う。銅像を建てたら毎日見て、第2の中島を目指して頑張ってほしい」と話した。学校関係者は「野球殿堂博物館にあってもおかしくないもの。中島さんの資料は多くないので非常にありがたい」と喜んでいた。盾は校内2階廊下の特設コーナーに展示されている。見学の問い合わせは同校=(電)0263(33)1210=まで。

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