横断幕への感謝込め…中田 新登場曲は「My BROTHER」

[ 2017年11月28日 05:55 ]

日本ハムの中田
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 日本ハム・中田翔内野手(28)が、来季からホームゲームの登場曲を新たなオリジナル曲に変更することが27日、分かった。2人組ボーカルユニット「ビーグルクルー」が今季まで提供した「My HERO」に続くものとして、新曲「My BROTHER」を制作。ファンへの感謝の思いが込められている。人生初の主将に就任する来季は気持ちを新たに復活を期す。

 心機一転。中田がプロ11年目を迎える来季の登場曲を変更することを決めた。新曲「My BROTHER」。2人組ボーカルユニット「ビーグルクルー」が再び中田のためだけに書き下ろした。

 中田は13年から親交のある同ユニットの「My HERO」を登場曲として使用。左翼席での大合唱が今や札幌ドーム名物だった。だが、今季は右内転筋痛など度重なる故障に苦しみ、極度の不振を経験。シーズン終盤の9月、復活を願うリードボーカルのYASS(ヤス)が「改めて新曲を作らせてほしい」と中田に直訴し、中田もすぐに了承した。楽曲制作は約1カ月。YASSは「本当の兄弟よりも兄弟と思えるような仲間はきっと誰しもいるし、そのおかげで頑張れる。“My HERO”を超えられるようにファンの方と一緒にこの曲を育てて行きたい」とPRした。

 ファンへの感謝の思いも込められている。シーズン後、国内FA権を行使せずに残留を表明した中田は、その理由の一つにファンの存在を挙げた。夏場以降、球場の応援席には「お前が必要 中田翔」の横断幕が掲げられるようになった。「心の底からうれしかった」と中田。ファンも兄弟のような存在だ。「My BROTHER」の歌詞にはその「おまえが必要」という言葉が盛り込まれ、ファンが再び大合唱できるキャッチーなメロディーになっている。

 この日は北海道登別市内で行われた選手会納会に参加。来季は人生初の主将に就任する。中田は言う。「何かを変えて再チャレンジしないといけない」。肉体改造も進めるなど、プロ11年目を迎える来季は「変化」の年。自分だけのためのオリジナル曲第2弾で復活に懸ける。

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2017年11月28日のニュース