清宮「60本です!」新入団選手紹介で“どよめく”目標即答 

[ 2017年11月27日 05:38 ]

日本ハムファンフェスティバル ( 2017年11月26日    札幌ドーム )

“北海道から世界へ”と色紙に書き込みあいさつする清宮
Photo By スポニチ

 清宮らしい豪快な目標だった。日本ハム新入団選手紹介で登場。球団OBの森本稀哲氏ら司会者から「本塁打は何本ぐらい打てそう?」と問われると「60本です!」と即答した。3万9606人が集まった札幌ドームはどよめき、拍手に変わった。

 シーズン60本塁打は13年にヤクルトのバレンティンが樹立したプロ野球記録。その数字をファンの前で宣言した18歳は「(司会者から)振られたから大きく言っておこうと思った。まずは(早実の先輩である)王さんの記録(55本塁打)を目標にやっていければ」と話したが、栗山監督は「素晴らしい。あそこで言えるのは、本当に大きなものを持っているからだと思う」と度胸の良さも含めて評価。「その純粋さを何年たっても忘れないでほしい」と続けた。

 史上最多とされる高校通算111本塁打を記録。将来的にメジャー移籍を目指す清宮にとって、60本塁打はプロ野球でクリアすべき目標と言える。冒頭の自己紹介でも「ここにいる皆さんと一緒に、この北海道から世界(メジャー)へ羽ばたこうと思っています」と語り、大きな歓声を浴びていた。

 ファンの前で背番号21のユニホーム姿を初披露。ベンチ裏では、早実の先輩でもある斎藤と対面し、ガッチリ握手した。さらに今季まで「21」を背負い、来季から古巣の日本通運で現役を続ける武田久から「頼むな、頑張れよ」と声を掛けられ「大事にします」と感激の表情で返した。

 大谷と絡むことはなかったが「こういうところで試合をするんだなという実感が湧いた」と清宮。次に札幌ドームの大観衆を沸かせるのは、豪快なアーチだ。 (山田 忠範)

続きを表示

2017年11月27日のニュース