ソフトBドラ1吉住 夢はでっかく「160キロを目指したい」

[ 2017年11月27日 05:30 ]

ドラフト1位の吉住は目標に「160キロ」を掲げる
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 ソフトバンクからドラフト1位指名された鶴岡東高・吉住晴斗投手(17)が鶴岡市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金8000万円、年俸800万円で仮契約を結んだ。12球団のドラフト1位では最後に入団が決まった最速151キロ右腕は色紙に「160キロ」と力強く書き込んだ。

 「大きな目標だけど、160キロを目指したい。エースと呼ばれる存在になりたい」

 身長1メートル85から投げ下ろす角度ある直球が武器だ。「ストレートにこだわってきたので、プロの世界でも貫いて勝てるピッチャーを目指したい」。理想像は同じ東北出身で、プロ野球最速の165キロをマークした日本ハム・大谷だ。「日本で一番速い球を投げる投手。凄いと思う」。かつて投球フォームをまねた時期もある。

 最速151キロから、伸びしろは、まだまだあるはず。鶴岡第二中時代は軟式で、鶴岡東で硬球に触れた当初は「130キロ出るか、出ないかくらい」。1年秋から本格的に投球練習を始め、2年春に145キロ、3年春に149キロと急激アップさせた。実は、将来の五輪選手育成を目指す山形県のスポーツタレント発掘事業「ドリームキッズ」の1期生に選ばれた逸材。作山和英スカウトの評価ポイントも「高い身体能力」だ。高校時代に1日5食で体作りに励んだ本人も「もっと体を大きくすれば球速も上がると思う」と自信をみせた。160キロ台の剛速球を手に入れ、常勝軍団のエースを目指す。(後藤 実穂)

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