広島・床田 左肘手術を乗り越えプロ仕様の体に 思い描く復活への青写真

[ 2017年11月26日 10:20 ]

広島・床田
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 25日に広島市内の平和大通りで行われた優勝パレードで、1年目を終えた広島・床田寛樹投手(22)も、明るい表情で左手をファンに振っていた。30万人を超えるファンが沿道を埋める中、オープンバスで走行するという非日常の世界を体験し明るいトーンで振り返った。

 「パレードは初めてだったけど、あんなに人がいるとは思わなかった。何回でも乗りたい」

 左肘の心配が徐々になくなってきたことも、明るさとは無縁ではないだろう。7月に「左肘関節内側側副靱帯再建術・尺骨神経剥離術」という手術を受けた。復帰まで8〜10カ月を要する見込みという診断を受け、スローの動作も禁止された。

 ただ回復が早く10月中旬にスポンジボールを投げる練習を再開。今月17日には硬球を使用し5メートルの距離でのネットスロー20球を3セット行った。少しずつ距離を伸ばしており、順調に回復すれば12月中旬にもキャッチボールを再開できるところまできた。

 「ノースロー」の約3カ月間は深く落ち込んだ時期もあったが、決して無駄ではなかったという。下半身を中心に体づくりが進み「プロの体には近づいていると思う。レベルアップしている感覚はある」と話す。「大学の時には太れなくて苦労した」と言うように入団時は身長1メートル81で体重74キロの細身だった。それが3月末の開幕時には78キロに増え、現在は86キロにまでアップした。「あまり動けないこともあって太りすぎたので、理想の83、4キロに近づけたい」と笑顔をのぞかせる。

 ようやくプロ仕様の体となり「ニュー床田」が来季以降に見られるかもしれない。実は7回5失点の粘投で初勝利をつかんだ4月12日の巨人戦(東京ドーム)では、球団のスピードガンで自己最速の150キロを計測。「まだ体ができていなかった」という時期の大台到達だっただけに、剛腕として今後も楽しみだ。

 「来年、最初の方に1軍で投げるのは難しいと思うけど、最後の方に復活してチームに貢献した上で(オープンバスに)乗りたい」

 パレードへの思いもモチベーションとし、焦らず復帰への道をたどってほしい。(記者コラム・柳澤 元紀)

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