鳥谷 13年連続に満足せず 来年も「全試合に出て優勝できれば」

[ 2017年11月26日 05:30 ]

ハイタッチでファンを出迎える(左から)鳥谷、能見、西岡、岩田、高橋聡、榎田
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 阪神・鳥谷が、来年6月で37歳を迎える18年シーズンも全試合出場を誓った。「とりあえず全試合に出て、チームが優勝できればいいかなと思います」と3万9000人のファンの前で力強く宣言した。

 自身にとっても、チームにとっても05年以来のV奪回が最大目標だが、自身の「全試合出場」がチームの勝利につながるという自負もある。今季は三塁に本格転向する中で打率・293、4本塁打、49打点を記録して復活を印象付け、ゴールデングラブ賞も獲得した。05年から続く全試合出場も13年連続で達成し04年9月9日ヤクルト戦から継続中の連続試合出場も1895試合(歴代2位)まで伸ばした。

 それでも満足感などない。「(来季は)執念を出して頑張りたい。毎年、同じ(全試合に出場する)気持ちで頑張ります」。金本監督からは22日の球団納会で故障などがない限り、開幕レギュラーを確約されたが、ケガを押して出場し続けるなど猛虎を背負った「執念」を、来季も今まで同様に体現する心構えに変化はない。

 台頭するであろう若虎に、負けるつもりも毛頭ない。13年ぶりのV奪回を狙う上では欠かせない男が、自ら設定した目標に向かって再スタートを切る。(山本 浩之)

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2017年11月26日のニュース