広島・野村“キャプテン”の意地 初開幕投手狙う「本当の柱に」

[ 2017年11月25日 08:56 ]

新井(右)の後ろで笑いをこらえる野村(左から2人目)
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 広島・野村祐輔投手(28)が24日、来季に向けて自身初めてとなる開幕投手に意欲を見せた。今季は先発陣の中心としてリーグ4位の防御率2・78をマーク。球団では唯一、2年連続での規定投球回に到達していた。チームはこの日、リーグ連覇を果たしたお礼のため、広島市内の護国神社を参拝した。

 真のエースとなり得るためには、避けては通れない。待ち受ける、ジョンソン、薮田らとの開幕投手争い。野村の言葉に一層力がこもった。

 「(開幕投手を)目指したい。そのために春のキャンプ、オープン戦でいろいろアピールしたい。来年は本当の柱になりたい」

 今年も開幕投手を見据えていたが、昨年の沢村賞左腕・ジョンソンがオープン戦で好調。その座を奪うことはできなかった。

 ただ来季に向けては状況が異なる。今季、ジョンソンが体調不良などにより6勝3敗、防御率4・01と低迷。本来の力を出し切れなかった。一方で、野村は先発ローテーションの中心としてフル回転。25試合に先発し、5イニング未満での降板も一度しかなかった。

 9勝に終わった背景には、相手先発投手との兼ね合いがあった。エース級と投げ合う可能性の高いカード初戦での登板は、実に22試合。うち、今季2桁勝利を挙げた投手との対戦が12度あった。その中で勝利を手にすることは、容易ではない。むしろ、昨年を上回る155回1/3を投げ、防御率2・78の成績をマークしたことに価値がある。

 「満足しているわけではないし、レベルアップしないといけないけど、ある程度はやれたと思う」

 だからこそ、今オフも昨季同様のトレーニングに取り組む。「根本的には変わらない」。12月中は肩を休めてメンテナンスと基礎体力強化に専念。1月に入ってから投球を再開する計画だ。

 精神面での成長も、開幕投手への思いを後押しする。今季から先発陣のキャプテンに就任。「チームが勝つために、自分に何ができるかを考えられるようになった」。昨季限りで引退した黒田博樹氏を見習い、若手に対して声掛けするなど積極的に交流を図った。

 この日は広島市内の護国神社で、ナインとともにリーグ連覇達成のお礼の参拝を行った。ただ日本一をつかめなかった悔しさは残っている。34年ぶりとなる頂点は、不動のエースとしてつかみたい。 (柳澤 元紀)

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