金本監督、早くも「メッセが開幕」 助っ人歴代最長4年連続へ

[ 2017年11月24日 05:31 ]

阪神金本監督(左)とメッセンジャー
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 阪神の金本知憲監督(49)が23日、来季の開幕投手にランディ・メッセンジャー投手(36)を指名した。3月30日に巨人(東京ドーム)と激突するが、この時期に方針を固めるのは厚い信頼を置いているからに他ならない。

 「メッセンジャーが開幕投手。これは普通に、アクシデントが無いかぎり。いわゆるレギュラーですから」

 4年連続5度目の大役となる。今季の4度目の開幕戦ですでにスタンカ(南海)、ミンチー(広島、ロッテ)を抜いて外国人投手では単独最多だった。5回0/3で4失点(2自責)で勝利投手となると2年連続2桁勝利の11勝5敗、防御率2・39で2位浮上の原動力になった。

 8月10日の巨人戦で阿部の打球を右足に直撃して緊急降板。「右足腓(ひ)骨の骨折」と診断された。米国での手術に踏み切り、そのままシーズンを終えてもよかったものの、10月10日の今季最終戦・中日戦で復帰。同13日のCSファーストS第1戦(対DeNA)に中3日で先発して6回無失点で白星を挙げた。チームを日本一に導くというエースとしての責任感はもはや「助っ人」の枠を超えている。

 「球団の方で定期的に状態を聞いていくと思う。(帰国前は)筋も入っていたし、ボルトも取っていなかった。(骨が)完全にくっついていなかった」

 球団幹部は今オフも定期的に状態をチェックする意向を示した。骨が折れている状態でも投げる闘志は簡単にまねができるものではない。誰もが認める絶対的エース。4年連続の開幕投手はスタンカ(61年から63年)を抜いて助っ人では歴代単独最長となる。来日8年目ですっかり猛虎魂が宿っている背番号54がV奪回を狙う18年シーズンの扉を開ける。 (山本 浩之)

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2017年11月24日のニュース