ジョー・モーガン氏 禁止薬物使用者の殿堂入り許さん!投票権持つ記者へメール

[ 2017年11月22日 12:41 ]

ジョー・モーガン氏 (AP)
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 米国野球殿堂の副会長を務めるジョー・モーガン氏(74)が21日、禁止薬物使用者の殿堂入りは許されるべきではないとする内容のメールを候補者への投票権を持つ野球記者へ送った。

 米国野球殿堂はここ数年、いわゆる「ステロイド時代」の選手が得票率を伸ばしており、投票権を持つ野球記者が禁止薬物を使用した、もしくは使用の噂があった選手に対して寛容になりつつあると言われている。

 そうした現状に警鐘を鳴らす必要があると考えたのか、モーガン氏はメールの中で「これは殿堂入りを果たした人物の多くが思っていることだ」と指摘した上で、「禁止薬物の使用者が殿堂入りする日が来ないことを願う」と記者に釘を刺した。

 モーガン氏は1970年代のレッズ黄金期に内野手として活躍。90年に米国野球殿堂入りを果たした。殿堂入りは全米野球記者協会に10年以上在籍する記者の投票によって決められ、75%以上の得票が条件。メジャーで10年以上プレーし、引退から5年以上が経過した選手が選考の対象となり、18年の候補者にはヤンキースなどで通算175本塁打を放った松井秀喜氏もいる。

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