大谷 新フォーム着手 メジャー打法は近藤風「参考になる部分ある」

[ 2017年11月20日 08:10 ]

室内で打撃練習を行う大谷
Photo By スポニチ

 メジャー挑戦を表明している日本ハム・大谷が新たな打撃フォームの構築に着手した。10月に手術した右足首のリハビリを行う二刀流は、千葉・鎌ケ谷の2軍施設でティー打撃を約40分。「変えなきゃいけないところはその都度ある。それはこの5年間同じ。そのたびにしっかり成長できればいい」と語った。

 今季は左肘を高く上げ、右肩を内側に入れて構えた。現在はバットを立てて構え、両肩のラインは投手に対して真っすぐ。懐が深い構えで、同僚の近藤に似ている。規定打席不足ながら打率・413を記録し、今回の侍ジャパンでも大活躍した安打製造機を「意識はしていない」としつつ「参考になる部分はある」と続けた。

 メジャーリーガーの速球は150キロ台が当たり前で、ツーシームなどのムービングボールも多投する。今季のフォームは早めにトップの位置をつくり、逆方向に強い打球を打てる利点があった。だが、バットが投手側に傾き、インパクトまでに遠回りしてしまう不安もあった。大谷は「(メジャーを)体験してみないと変化できない部分もある」と慎重だが、新フォームはバットが立ち、体も正対している分、より早い始動でバットをボールにコンタクトすることが可能になった。

 「毎年いろいろと考えてやっている。継続して練習できるようにするのも大事」。新ポスティングシステムの正式合意を待つ二刀流は、打撃改革を着々と進めている。 (柳原 直之)

続きを表示

この記事のフォト

2017年11月20日のニュース