【巨人秋季キャンプ】中井、「第3の捕手」へ練習 指揮官「ベンチは助かる」

[ 2017年11月19日 10:00 ]

プルペンで初めて投手の球を受けた巨人・中井。奥は小林
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 防具をフル装備して、投手を「リード」した。巨人の宮崎秋季キャンプ。内野手の中井が「第3の捕手」に備えた練習を開始した。

 「基本直球ばかりでしたので。変化球のサインを出しましたよ。首も振られました(笑い)」

 第3クール2日目だった16日、初めてシート打撃で捕手の守備についた。実戦経験は中学時に数試合ある程度だが、内外野をこなす器用さと体の強さが買われて抜てき。中川と坂本工の2投手の球を受けた。計45球。投手とは持ち球と変化球のサインも確認し、被安打は計4本。捕球も無難にこなし、初めての実戦形式で上々の内容だった。

 シーズン中の捕手2人制の際の非常事態に備えての対策。09年9月4日ヤクルト戦(東京ドーム)で延長12回表を守る捕手がいなくなり、内野手だった木村拓也氏が守備についたケースがある。高橋監督は「何年に一回でもあっとという事実があるので、そのための準備として。ベンチは助かるし、なんとかケガをせずにこなしてもらえれば」と説明した。

 今キャンプでは外野手の石川もシート打撃で「第3の捕手」になった。中井は「本塁から見る景色が今までなかったので、難しかったです。僕にとっては幅が広がる」と意欲を見せている。(記者コラム・神田 佑)

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2017年11月19日のニュース