金本監督 120分!北條を熱血指導 “良い時の感覚”戻す

[ 2017年11月8日 06:35 ]

北條(右)に打撃指導をする金本監督
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 休日明けとなった高知・安芸での秋季キャンプ第2クール初日。午後1時30分に始まった打撃練習で阪神・金本監督は、ティー打撃をする北條に歩み寄ると、動きを実演しながら指導し、その後は打撃ケージに入った若虎に付きっきり。気がつけば1時間が経過していた。指揮官が指摘し改善を求めたのは下半身の動き。メリハリがなく、思うようなスイングができないから打球も飛ばない。今季低迷の大きな要因が、それだった。

 「去年の良い時の形が全くなくなっていた。下半身が緩む。ユルユルで。両足の使い方をね。前足の踏ん張りがないからダランと前足がユルユルだから」

 熱を帯びた指導は、これで終わらない。全体練習が終わり北條がサブグラウンドで強化ランニングに備えていた午後4時25分。山田バッテリーコーチから「北條!監督が“中(室内)にいって(練習を)やろう”と言ってるぞ」と呼ばれた。当初のメニューを止め室内に向かうと、金本監督が鋭い視線で見つめる中、マシン相手に打ち続けた。

 「一昨年から(同じ内容を)指導されていたけど、できていなかった。きついことをやらないと、良い成績は残せない」

 北條自ら内容を明かした練習は、再び1時間。時にマシンを停止させ、体の動きなどを確認しながら、バットを振り続けた。合計2時間にも及ぶ「超密着指導」を終え、北條は言った。

 「今年は全然ダメだった。裏切ってしまった。来年はそんなにチャンスを与えてくれない。(指導は)ありがたいですし、教えてもらっているからには、ちゃんとできないと」

 昨季は不振の鳥谷に代わってシーズン途中から遊撃に定着。だが、今季は開幕から調子が上がらず出場83試合で打率・210、3本塁打、20打点で2度の2軍落ちも経験した。

 遊撃レギュラーに最も近い大和はFA権を行使し他球団に移籍する可能性もあるが、北條の再びの台頭は高いレベルでの定位置争いをもたらし、チーム力のアップにつながる。指揮官も「もう一度去年の良い時の感覚に戻れば、またチャンスもある」と期待を込めた。実りの秋へ――。“俺がいる”と言わんばかりに、北條が逆襲を見据える。(巻木 周平)

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