虎のボルトや!植田 30メートル走なら世界記録並み?3秒94

[ 2017年11月8日 05:55 ]

30メートル走で好タイムをマークする植田
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 「虎のボルト」誕生だ。秋季キャンプで練習メニューの一環として30メートル走のタイム計測に臨んだ阪神・植田が、参加した野手11人中、唯一の3秒台を叩き出した。計3本で3秒98、3秒96、3秒94と3本全て3秒台でトップに君臨した。

 「3秒台は出ないと思っていたけど(計測した)3回とも出たのでよかったです。最速は3秒90。それ(疲労がある中、3秒台が出たこと)はよかったです」

 キャンプ第2クール初日。休日明けとはいえ、体には連日の猛練習で疲労が蓄積しておりベストコンディションではない。しかも野球用スパイクで、土のグラウンドという環境で計測した3秒94。30メートルまでに限れば「世界最速男」の背中が見えてくる。陸上男子100メートルの世界記録保持者、ウサイン・ボルトだ。09年の世界選手権で9秒58を叩き出したレースでの30メートル到達タイムは3秒78。ボルトは短距離用の軽量スパイクをはき、走りやすいラバーが舞台のタイムだった。同条件での30メートル走なら、植田は世界最速男にも決して引けは取らないはずだ。

 昨年オフに出場したU―23ワールドカップでは9試合で6盗塁を記録し盗塁王に輝き、今季ウエスタンリーグでも出場96試合でリーグ2位の25盗塁。速さに、うまさも備わってきた。「自分はそこ(足)が一番(の武器)。キャンプでは打撃もやっているけど、それが一番、アピールしないといけないところだと思っています」。今季はプロ初盗塁も記録しており、来季は「足戦力」として、さらなる期待が集まる。

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2017年11月8日のニュース