駒大5季ぶり1部復帰 日大に2連勝 大倉監督4度宙に

[ 2017年11月7日 05:30 ]

東都大学野球1、2部入れ替え戦   駒大2―0日大 ( 2017年11月6日    神宮 )

1部昇格を決め胴上げされる駒大・大倉監督
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 東都大学野球1、2部入れ替え戦2回戦が行われ、2部1位の駒大が1部6位の日大を2―0で下し、連勝で15年秋以来5季ぶりの1部復帰を決めた。元女子野球日本代表監督でW杯5連覇を達成し、今春から指揮を執る大倉孝一監督(55)は就任2季目での昇格となった。敗れた日大は昨秋1部優勝から一転、6季ぶりに2部へ降格した。

 昇格を祝う紙テープが舞う中、大倉監督はナインの手で4度宙に舞った。5季ぶりの1部復帰。指揮官は「疲れた。ホッとしています。粘り通せた」と安どした。

 女子野球の指導者としての実績が評価され、今春から母校の再建を託された。「全員の意識がバラバラだった」。気さくな人柄で、4年生と監督室で酒を酌み交わすなどコミュニケーションを重視。力を発揮しやすい環境をつくった。今秋2部では2度の引き分けを含む13試合を乗り切って優勝。6回に決勝2ランを放った4番・酒井良は「親父みたいな距離感で接してくれた」と感謝した。「スタートラインに立った。ここから成長しなければいけない」と指揮官。東都の名門が復活ののろしを上げた。 (松井 いつき)

 ▼中畑清氏(駒大OB、本紙評論家。スタンドで観戦)大倉監督がよく引き上げた。明るくて凄く魅力のあるチームになったしワンチャンスをモノにできた。1部では見下ろされる立場。もっとレベルアップしてほしい。

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2017年11月7日のニュース