工藤ソフト、崩れた勝ちパターン シリーズ先制試合の連勝止まる

[ 2017年11月3日 07:17 ]

SMBC日本シリーズ第5戦   ソフトバンク4―5DeNA ( 2017年11月2日    横浜 )

DeNAに連敗し一礼して引き上げる工藤監督
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 ソフトバンクは最善手のはずだった継投策が裏目に出た。初回先制、5回逆転。2度のリードをふいにし、中日と戦った11年第3戦から歴代最長の「15」まで伸ばしていた日本シリーズ先制試合の連勝が止まった。

 2点リードの6回1死一、二塁。DeNAの筒香、宮崎を迎える場面で工藤監督が選んだのはモイネロだった。筒香に中越え適時二塁打されて1点差。激痛だったのは宮崎に中前に運ばれた同点打だ。左投手ながら、レギュラーシーズンでの対右打者は被打率・129と圧倒的だった。「今日は調子が悪かった。それだけだ」。その後、味方失策も重なって敗戦投手になった。

 レギュラーシーズンで先制した試合は73勝9敗の勝率・890。優位に立ったが、落とし穴はバンデンハークの絶好調さだった。初回を直球のみで3者凡退に仕留め、3回までは完全投球。4回に筒香に2ランは浴びたが、最速154キロを計測した直球には威力があり、5回も150キロ台を連発していた。

 「桑原君は(バンデンハークに)合っていなかったのでいかせた。ただ、初回から飛ばしていたし、もう少し判断が早ければと思う」と工藤監督は悔やんだ。6回表に打席に立たせてまで、桑原から始まる6回裏を任せた。ただ、日本一を決める大一番。トップギアのまま走り続けたことで失速も早かった。

 3勝2敗、まだリードはある。工藤監督は「今度は(ヤフオクドームで)こちらにアドバンテージがあります。うちらしい試合をしたいです」。表情に焦りの色は感じられない。今季3連敗以上は2度だけ。常勝軍団の優位はまだ変わらない。 (福浦 健太郎)

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