智弁和歌山 黒川V弾 父は上宮で93年選抜V「負けたくない」

[ 2017年11月3日 11:29 ]

秋季近畿大会準々決勝   智弁和歌山(和歌山1位)11―4法隆寺国際(奈良3位) ( 2017年11月3日    大阪シティ信用金庫スタジアム )

<智弁和歌山・法隆寺国際>3回無死、勝ち越しソロを放ちゆっくり塁を回る智弁和歌山・黒川
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 智弁和歌山が逆転勝ちで法隆寺国際を退け、4強一番乗り。4年ぶりの選抜出場へ当確ランプをともした。

 智弁和歌山は3―3同点の3回、先頭で打席に入った3番・黒川史陽内野手(1年)が初球の直球を強振。公式戦初、通算3本目を右翼へ放り込んだ。背番号5の1年生は「打った瞬間、いったと思いました。初球から思い切りいきました」と汗をぬぐった。

 この日は4安打の固め打ちでチームを引っ張った。今夏の甲子園で背番号5をつけ、来秋ドラフト候補に挙がる林晃汰内野手(2年)が右肘負傷で今秋はメンバーから外れた。今大会はボールボーイを務める先輩の思いも背負ってグラウンドに立った。「林さん以上の活躍をしたい。(来春の選抜は)林さんと一緒に戦いたい」と意気込む。

 偉大な父の背中を追う。父・洋行さんは上宮(大阪)の主将として1993年の選抜で優勝。同大を経て社会人のミキハウス、セガサミーでプレーし、アマ球界の王道を歩んだ。兄・大雅は日南学園で99年夏の甲子園に出場した。「父には高校入学前によくノックをしてもらいました。父には絶対に負けたくない」。父と同じく甲子園での優勝が大きな目標だ。

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2017年11月3日のニュース