広島ドラ5遠藤 黒田氏DVD見て感銘「ストイックさ見習う」

[ 2017年11月3日 06:34 ]

指名あいさつを受けた広島ドラフト5位の霞ヶ浦・遠藤
Photo By スポニチ

 広島からドラフト5巡目指名された遠藤淳志投手(18=霞ケ浦)が2日、偉大なレジェンドの“イズム”を吸収し、プロでの飛躍を誓った。茨城県土浦市の同校で尾形佳紀、高山健一スカウトから指名あいさつを受け、「黒田(博樹)さんの謙虚さ、ストイックさを見習い、将来はカープを代表する投手になりたい」と目を輝かせた。

 高2の冬が原点だ。野球部寮の寮監が開いた黒田投手についてのミーティングで、メジャーの高額オファーを蹴って広島復帰した際のDVDを鑑賞。同氏の座右の銘「耐雪梅花麗」を知り、「胸が熱くなりました」。自身も、高校3年間で球速を20キロアップさせ、無名の選手からプロの扉を開いただけに、その姿勢に感銘を受けた。

 担当の尾形スカウトは「球持ちがよく、バランスもいい。下半身を鍛えれば、もっと速い球を投げられる。将来性を見込んだ」と説明し、楽天・岸のようなタイプと表現した。1メートル84、75キロのスラリとした体形。本人も、線の細さを自覚する。

 「足腰がまだ細いので、1年目は体づくりを頑張り、5年後、10年後に黒田さんのような投手になりたい」

 直球は最速142キロながら切れがよく、縦のカーブもキラリと光る。体ができあがった時にどう化けるか、楽しみでならない。 (江尾 卓也)

続きを表示

2017年11月3日のニュース