相曽さんとともに…日体大 創価大に勝ち初優勝 関東地区大学野球選手権

[ 2017年11月2日 16:28 ]

関東地区大学野球選手権で初優勝を飾り、笑顔の日体大ナイン
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 関東地区大学野球選手権は2日、サーティーフォー相模原球場で決勝を行い、日体大が創価大を5―3で下して初優勝を飾った。

 初回にナイジェリア人の父を持つ4番・エドポロの中前2点適時打で先制。2回は1番・上西、3回は7番・冨里がそれぞれ適時打を放って得点を積み重ねると、1点差に迫られた直後の5回には冨里がダメ押しのソロ本塁打を放って突き放した。古城隆利監督は「リーグ戦では点が取れなかったけど、先制点を取れてリズムに乗れた」と納得の表情で振り返った。

 9月25日に1年生部員の相曽(あいそ)幸宏さんが髄膜炎で急死。首都大学野球秋季リーグ戦ではベンチにプレー写真を飾ってともに戦い、優勝を決めたこの日も優勝の記念撮影に相曽さんの写真とともに収まり、初優勝を届けた。2安打2打点の活躍を見せた4年生の冨里は「相曽が天国から力を貸してくれた。優勝を届けられてよかった」と話した。また、冨里の母・純子さん(45)は、本塁打を打つたびにホームランボールを入れるボールケースを買ってくれるそうで「この秋は初めての本塁打なので打ててよかった」とホームランボールを手に白い歯を見せた。

 明治神宮大会は10日から開幕。古城監督は13年ぶりに出場する大会に向けて「勝ち抜いてきているところばかりでレベルは高いけど、負けないようにしたい」と意気込んでいた。

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2017年11月2日のニュース