記録で見るワールドS MVPスプリンガーが残した驚異の記録

[ 2017年11月2日 13:20 ]

ワールドシリーズ第7戦   アストロズ5―1ドジャース ( 2017年11月1日    ロサンゼルス )

シリーズ5本の本塁打を放ってMVPとなったアストロズのスプリンガー(AP)
Photo By AP

 ワールドシリーズでMVPとなったアストロズのジョージ・スプリンガー外野手(28)は7戦合計で29打数11安打7打点。第4戦からは4試合連続で本塁打を放ってシリーズ制覇に貢献した。

 ワールドシリーズで「4試合連続本塁打」を過去に達成したのはともにヤンキースに所属していたルー・ゲーリッグとレジー・ジャクソンの2人だけ。ゲーリッグは1928年の第2〜4戦と、1932年の第1戦で、ジャクソンは1977年の第4〜6戦と、1978年の第1戦でマークしていた。

 しかし同一年度での4戦連発は史上初の快挙。スプリンガーは第2戦でもアレックス・ウッド(26)から一発を放っており、シリーズ5本塁打は1977年のジャクソンと、今季ドジャースに在籍しているチェース・アトリー(38)がフィリーズ時代の2009年でマークしていたシリーズ記録(ともに6試合)に並ぶ最多本数となった。

 またスプリンガーの塁打数は今シリーズで29(本塁打5、二塁打3、安打3)となり、ウィリー・スタージェル(パイレーツ=1979年)とジャクソン(1977年)が保持していたシリーズ記録(25)を更新。まさに記録づくめのMVP受賞となった。

 ドジャースがワールドシリーズで第7戦を戦うのは1965年以来、これが6回目となったが通算2勝4敗。第7戦での最大点差逆転は1925年にパイレーツがセネターズに対して記録していた4点差(0―4から9―7)で、ダルビッシュ有(31)が2回にスプリンガーに2ランを許して0―5となった時点で、データ的な“V率”は0%となっていた。

続きを表示

この記事のフォト

2017年11月2日のニュース