広島 OB広瀬氏が外野守備走塁コーチ就任「セ最強の外野陣を」

[ 2017年11月1日 05:30 ]

広瀬氏
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 広島は31日、OBの広瀬純氏(38)が外野守備走塁コーチに就任すると発表した。1軍で指導する見通し。背番号は「75」。マツダスタジアムで開いた会見で「セ・リーグ最強の外野陣をつくりたい。まだまだ伸びる要素はある」と力強く抱負を語った。

 報道陣に「お帰りなさい」と振られると、広瀬氏は「ただいま…ですかね」と笑った。昨季限りで現役を引退し、わずか1年での現場復帰。「ありがたい気持ちと戸惑いがあった。ただ、声を掛けていただいたのも縁。身が引き締まる」。偽らざる本音だった。

 外野手として、10年にゴールデングラブ賞を受賞。現役生活16年間で出場978試合、打率・273、51本塁打、253打点の成績を残し、引退後は地元で野球解説者を務めながら、カープの野球を客観的に見て来た。初のコーチ就任。役割は十分理解している。

 「今年はスキのない野球に磨きがかかったが、まだレベルアップできる。カープがより強くなるために、個々の精度を上げる準備とサポートをしたい」

 具体的なプランもある。強肩の鈴木は送球の安定性、松山やバティスタには一歩目の重要性、状況判断などの課題を指摘。「選手には厳しく、愛情を持って接していきたい」と言葉に力を込めた。

 この日は1、2軍のスタッフミーティングに初参加。緒方監督は「外から見た中で感じたことを、どんどん選手に伝えてほしい」と期待した。広瀬氏は、1日からの秋季練習で指導者として始動。期間は未定だが、秋季日南キャンプにも参加する予定だ。(江尾 卓也)

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2017年11月1日のニュース