大市大さわやか終戦 「満足」の3位 リーグ戦で24年ぶりのV

[ 2017年11月1日 15:13 ]

明治神宮大会関西地区代表決定戦   大市大―関西大 ( 2017年11月1日 )

 3位の表彰状を手にした大市大の主将・土井(4年=畝傍)は「残念でした。でも、僕は満足しています」と晴れやかな表情を浮かべた。

 第2代表決定戦は関大の速球派右腕・山本の前に散発4安打で零敗。辻盛英一監督(41)は「完全な力負けでした」と脱帽した。

 1回表、先頭の町田(4年=郡山)が中越え三塁打。無死三塁の先制機を迎えたが、強攻策に出た後続がいずれも内野ゴロに打ち取られた。ただ、それもしっかりとらえた当たりだった。持ち前の積極打法を貫いた辻盛監督は「紙一重だった」と話した。以後は2回表に1死二塁としただけで好機すらつかめなかった。

 今秋は近畿学生リーグで24年(48季)ぶりの優勝を果たした。この関西選手権も5日間で4試合戦う強行日程だった。快進撃を支えたエース・玉井(2年=佐久長聖)はこの日も7回2失点(自責1)と好投を演じ、大会敢闘賞を受けた。

 試合後、この日限りで引退する4年生部員がそれぞれ、あいさつした。土井は「感謝する心の大切さを伝えました」と話した。控え選手や裏方を含め、一丸で戦ってきたチームの素晴らしさを伝えた。

 2日にはリーグ優勝の祝勝会も開かれる。歴史的と言える大市大の快進撃は、終幕もまた、さわやかだった。

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2017年11月1日のニュース