大山、二塁挑戦 金本監督「打撃使いたい」秋季Cで実戦積ませる

[ 2017年10月29日 05:57 ]

二塁守備でノックを受ける大山(左は森越)
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 阪神・大山が今秋キャンプから本格的に二塁に挑戦することが決まった。金本監督が28日、方針を示した。

 「複数ポジションをね。一塁はできるし、トリが休みの時は三塁も考えている。できるだけ、あの打撃を使いたい。あの肩とか。一塁と三塁はいつでも、ある程度できるから、練習では二塁が主になると思う」

 大山については来季以降を見据えた起用パターン増を画策。来季は一塁に新助っ人、三塁に鳥谷を構想しており、二遊間を練習させるプランを温めていた。この日、実際に秋季練習初のシート形式ノックで二塁を守らせた。秋季キャンプでは紅白戦、対外試合を予定しており、実戦経験も積ませる算段だ。

 元々、守備力は低くない。高校時代は投手兼遊撃手、大学時代は三塁手。入団1年目の今季はチーム事情から外野、一塁にも挑戦した。久慈内野守備走塁コーチは「一塁は難しいポジションだけど、スローイング、捕球、守備範囲は問題なかった」と及第点を与えた上で「一、三塁と違って、二遊間は細かい動きが必要となる。そこはちょっとずつ。キャンプでは二塁がメインになる」と話した。金本阪神に大型二塁手誕生の予感がする。(惟任 貴信)

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2017年10月29日のニュース