ソフトB・長谷川CS仕様に“変身” 無心で消した代名詞「カクカク」

[ 2017年10月29日 08:42 ]

SMBC日本シリーズ第1戦   ソフトバンク10―1DeNA ( 2017年10月28日    ヤフオクD )

2回無死一塁 長谷川勇は中越え2ランを放つ
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 【記者フリートーク】「え、いつだろう。ちょっと、分かりません…」。ソフトバンク・長谷川勇は少し戸惑った顔をした。かつてはロボットへトランスフォームするテレビCMが作られるなど「カクカク」と打席で行うぎこちない動きが代名詞だった。ただ、CSで1軍に戻ったときに「それ」は消え、余計な動きはほぼなくなった。なぜかと聞いた答えが冒頭だ。

 打撃不振で1軍定着後、自己最少となる23試合の出場に終わった今季、2軍施設では打席の前に鏡を置き、時間を忘れるように打ち込んだ。「あとは自分がやってきたことを信じる」。自身のフォームが変わったことさえ忘れるほど没頭し、つかんだ舞台。13年に首位打者、最多安打に輝いた男は新たな姿で戻ってきた。(ソフトバンク担当・福浦健太郎)

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2017年10月29日のニュース