記録で見るワールドS ドジャース“吉兆”の第4戦勝利?ベリンジャーはシリーズ初安打

[ 2017年10月29日 14:32 ]

ワールドシリーズ第4戦   ドジャース6―2アストロズ ( 2017年10月28日    ヒューストン )

4戦目でシリーズ初安打を放ったドジャースのベリンジャー(AP)
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 ドジャースはワールドシリーズの第4戦ではロビンス時代を含めて通算9勝10敗。ただし優勝した過去6回の第4戦はすべて勝利を収めている。2勝2敗になったことで今年のワールドシリーズは少なくとも第6戦まで消化することになったが、ドジャースがワールドシリーズで6戦以上を戦うのはこれが12回目。初戦から○●●○となったのは今回が初めてとなった。

 4番のコディ・ベリンジャー(22)は7回と9回に二塁打をマークして勝利に貢献。今シリーズではこの日の第2打席まで通算13打席ノーヒット(8三振)だったが、ようやく響いた快音が第4戦での勝利に結びついた。

 アストロズは今ポストシーズン、ホーム8戦目で初黒星。2季連続の首位打者、ホセ・アルテューベ(27)は6試合ぶりのノーヒットで、ワールドシリーズ4戦での打率は先発最低の・158にまで落ち込んだ。

 今季34セーブを挙げている抑えのケン・ジャイルズ(27)は9回に4番手としてマウンドに登場したが、3人の打者に対して2安打1四球で降板。今ポストシーズンでは7回2/3を投げて自責点は10に達し、防御率はレギュラーシーズンの2・30から11・74(ワールドシリーズは27・00)にダウンしている。

 ドジャース先発のアレックス・ウッド(26)は6回2死からアストロズのジョージ・スプリンガー(28)に左越えに本塁打を許したが、それまでは無安打に抑える好投。ワールドシリーズで先発したドジャースの投手としてはノーヒットの“最長イニング”だった。

 ただし抑えのケンリー・ジャンセン(30)は9回にアレックス・ブレグマン(23)に一発を許して1失点。25日の第2戦でもマーウィン・ゴンザレス(28)に本塁打を喫しており、登板2試合連続で一発を浴びた。

 ジャンセンが2試合連続で被弾したのは2015年7月29日と30日(対アスレチックス&エンゼルス)戦以来。ジャイルズ同様、両軍の“守護神”は心もとない存在になっている。

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2017年10月29日のニュース