阪神・片岡ヘッド 中谷を超指導 右方向へ打て「逆方向へしっかり」

[ 2017年10月25日 05:30 ]

秋季練習初日から中谷(右)を熱心に指導する片岡新ヘッド
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 来季で金本政権3年目を迎える阪神は24日、甲子園球場で秋季練習をスタートさせた。新たにヘッドコーチ兼任となった片岡篤史ヘッド兼打撃コーチ(48)は初日から中谷将大外野手(24)に密着指導。今季チーム最多の20本塁打を放った和製大砲にあえてメスを入れ、さらなるチーム力底上げをテーマに掲げた。

 ヘッドコーチ就任後の初仕事は期待の和製大砲の“大改造”だった。シーズン中のフリー打撃では左翼スタンドに次々と放り込む中谷が、この日のフリー打撃では柵越えゼロ。右方向への弱い打球を連発したのには、片岡ヘッド兼打撃コーチの明確な意図があった。

 「ただ単に向こうに打つだけじゃなく、下半身の“割れ”と言うかね。今年も二ゴロがあまりなかった。ケース打撃で二ゴロを打てと言っても打てない。それを打てる形。練習で“打ちたい”“飛ばしたい”という見栄えのいいことより、面白くない練習をしっかりやっていけば、また違った姿になる」

 金本監督も指摘しているように、中谷の課題は投球に対して体が突っ込んでしまうこと。うまく「間」が取れず、相手エース級には翻弄されるケースも目立った。この日の練習では詰まるのを覚悟の上でギリギリまでボールを呼び込み、体を後ろに残して振ることに専念。必然的に逆方向への打球が増えたが、その狙いを片岡ヘッドが再び強調した。

 「20発打って成績を残したけど、CSでは1打席しか立てなかった。ライバルという意味でも(大山と)二人一緒に打たせた。今回の短期決戦を振り返っても、逆方向にしっかり打てる打者の方がね。短期決戦ではガンガン引っ張れるところには来ない。そういうところを僕らが説明してあげないと」

 全体練習終了後には大山らと約1時間の特打。片岡ヘッド自らが打撃投手も務めた。中谷は「また一からしっかりやりたい。体の近くで打てるように。間があれば、見極めることもできる。教えてもらっているので、少しでも身に付けられるように」と表情を引き締めた。金本監督も「入り口、言い方は違っても目的は一緒だから。中谷の悪いところ、こう振らせたいというのは片岡も俺も一緒」と信頼を口にした。

 若虎のさらなる飛躍、そして悲願の優勝&日本一のカギを握る新ヘッド。「この2年間はチームを変える、若手を育てるのがテーマだった。去年、今年と新しい選手が出てきたんで、もう1ランク、2ランク、レベルアップしていく」。その口調は最後まで激アツだった。(山添 晴治)

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