DeNAが日本S出場なら19年ぶり V打のロペス「あしたの試合が本当に大事」

[ 2017年10月23日 21:54 ]

セCSファイナルS第4戦   DeNA4―3広島 ( 2017年10月23日    マツダ )

<広・D>5回1死三塁、ロペスが勝ち越し適時安打を放つ             
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は23日、マツダスタジアムで第4戦が行われ、DeNAが3点差をハネ返して4―3で逆転勝ちを収め3連勝。通算成績を3勝2敗(広島のリーグ優勝アドバンテージ1勝を含む)とし、3位チームとしては2010年のロッテ以来7年ぶり2チーム目、セ・リーグでは初となる日本シリーズ出場に王手をかけた。

 DeNAは0―3で迎えた4回、主砲・筒香が広島先発・薮田の直球をとらえて左越えに1号ソロを放ち反撃開始。5回には倉本、桑原の連続二塁打などで同点に追いつくと、1死三塁からロペスの中前適時打で4―3と勝ち越した。6回に先発・ウィーランドが無死一、二塁のピンチを招くと、ラミレス監督は執念の継投へ。砂田、三上、エスコバーと小刻みにつなぐと、7回にはシーズン11勝の今永を投入して2イニングを投げさせ、最後は守護神・山崎康で1点リードを守り切った。

 ロペスはヒーローインタビューの冒頭に「アリガトウゴザイマス」と日本語で応じると「まだ試合が残っていますが、この勢いで引き続き勝ちたいと思います」とキッパリ。先発のウィーランドが初回に丸の2ランなどでいきなり3失点。だが、「チーム全員が頭を下げずにしっかり前を向いて戦っていた」とし、5回の決勝打の場面については「前の打席で満塁で併殺になってしまったので、2ストライクと追い込まれても何とかして食らいつこうと思っていた」と振り返った。

 レギュラーシーズン3位ながらCSファーストステージで2位・阪神を撃破し、ファイナルステージでもセ・リーグ王者の広島に3連勝で王手。2連勝の後、台風21号の影響で試合が2日連続中止となったが、「甲子園から長い戦いが続いていたので、2日間ゆっくりと休んできょうに備えました」と雨を味方にしたと打ち明けた。

 DeNAが日本シリーズ出場となれば、38年ぶりにセ・リーグを制し、日本一に輝いた横浜時代の1998年以来19年ぶり。「あしたの試合が本当に大事になって来る。しっかりとチーム一丸となって戦って横浜に戻りたいと思います」。ロペスがホームでの日本シリーズ開催に意欲を見せた。

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