DeNA 3連勝で19年ぶり日本S王手 初回3失点も逆転、スクランブル継投実る

[ 2017年10月23日 21:30 ]

セCSファイナルS第4戦   DeNA4―3広島 ( 2017年10月23日    マツダ )

<広・D>勝利のヒップアタックをする(左から)筒香、桑原、梶谷
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 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)は23日、マツダスタジアムで第4戦が行われ、DeNAが3点差をハネ返して4―3で逆転勝ちを収め3連勝。通算成績を3勝2敗(広島のリーグ優勝アドバンテージ1勝を含む)とし、3位チームとしては2010年のロッテ以来7年ぶり2チーム目、セ・リーグでは初となる日本シリーズ出場に王手をかけた。

 DeNAは0―3で迎えた4回、主砲・筒香が広島先発・薮田の直球をとらえて左越えに1号ソロを放ち反撃開始。5回には倉本、桑原の連続二塁打などで同点に追いつくと、ロペスの中前適時打で4―3と勝ち越した。

 6回の守りでは、初回に3点を失った先発のウィーランドが先頭・バティスタに四球を与え、続く新井に左前打を浴びて無死一、二塁とすると、ラミレス監督が執念の継投を見せる。

 最初にリリーフへ送った2番手・砂田が西川をストレートの四球で歩かせ無死満塁とピンチを広げると、すかさず3番手・三上にスイッチ。三上が岩本、小窪の代打陣を2者連続三振に仕留めると、4番手・エスコバーをマウンドへ送った。エスコバーがわずか1球で田中を凡打に打ち取り1点リードを守ったまま6回を終えると、7回にはレギュラーシーズンでチーム最多の11勝を挙げた2年目左腕・今永をマウンドへ。今永は菊池、丸を連続三振に仕留めるなど3者凡退でこの回を投げ終えると、8回も続投して再び3者凡退。9回は守護神・山崎康が締めくくった。

 DeNAが日本シリーズ出場となれば、横浜時代に権藤博監督のもと38年ぶりにセ・リーグを制し、日本一に輝いた1998年以来19年ぶりのこととなる。

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