金本監督、来季日本一誓う CS敗退「めちゃくちゃ悔しい」

[ 2017年10月19日 05:30 ]

シーズン終了のオーナー報告を終え、会見する金本監督
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 大阪市内の電鉄本社で坂井信也オーナーへの約30分間のシーズン終了報告を終えた阪神・金本監督は会見で「2位でよく頑張ってくれた、とお褒めの言葉をいただきまして恐縮しています」と振り返り、オーナーとの席上で「来年、日本一を目指します」と力強く宣言したことも明らかになった。

 会見ではリーグ2位の今季を総括した上で「めちゃくちゃ悔しい」とCSファーストSでの敗退を悔いた。そして来季こそリーグ優勝、日本一を勝ち取るべく、今オフの強化ポイントを掲げた。(1)若手の底上げ(2)内野守備の強化(3)先発投手陣強化――の3点だ。

 「野手に関してはとにかく若手の底上げ。振る力、対応力を付ける。地力を付けると言いますか。あとは内野の守備力。徹底的に鍛え上げたい。あとは先発投手陣ですね」

 中でも先発投手に関しては「あえて名前を挙げるなら藤浪、岩貞が最低10勝はいってくれるものと計算していた。来年、奮起してもらって今年の分もぶつけてほしい」と今季開幕時にはメッセンジャー、能見とともに4本柱の一角として期待した2人の名を挙げ、発奮を促した。

 リーグ優勝した広島との差を「打撃、走力、守備力、すべて」と話した一方で「先発がしっかりしてくれれば十分に戦える」とも話した。今季は鉄壁の勝ちパターン継投を確立。来季の目標は「先発王国」の構築だ。

 「優勝できていないので課題ばかりです」。チームは24日から秋季練習、来月1日から秋季キャンプを、それぞれ開始する予定。金本阪神3年目の戦いは、すでに始まっている。(惟任 貴信)

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2017年10月19日のニュース