天敵にリベンジならず…打球直撃のマー君、力投も黒星 “ヤ軍キラー”に打線沈黙

[ 2017年10月14日 12:20 ]

ア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦   ヤンキース1―2アストロズ ( 2017年10月13日    ヒューストン )

アストロズ打線を相手に6回2失点と粘投したヤンキース・田(AP)
Photo By AP

 ヤンキースの田中将大投手(28)が13日(日本時間14日)、アストロズとのア・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発。6回を投げ、4安打2失点と粘投したが、打線の援護がなく黒星を喫した。世界一に輝いた09年以来、8年ぶりのワールドシリーズ進出を狙うチームだが、アストロズに先勝を許した。

 過去レギュラーシーズンで勝ちがなく、15年のワイルドカードゲームで敗れた天敵を相手に「あの時の自分とは違う」とリベンジを宣言して先発のマウンドに上がった田中。初回、先頭を四球で出したが、後続を打ち取り無失点とすると、2、3回には3者凡退で抑える上々の立ち上がりを見せた。

 ヤンキース戦は通算6試合で4勝2敗、最近の最近60年の先発投手(6試合以上登板)で最高の防御率1.41を誇る「ヤ軍キラー」カイケルとの投手戦。しかし、最初に先制を許したのは田中だった。

 4回1死から、この日初安打となる二塁打内野安打を許すと、直後に二盗も決められ、コレアの左前適時打で1点を先制される展開。さらに2死二塁の場面で、グリエルに中前に運ばれさらに2点目を失った。

 6回は、先頭・レディックの打球が左足内もも付近を直撃するアクシデントもあったが、この回を投げ切って6回4安打2失点。試合が作ったが、打線がカイケルを攻略をできず。9回にバードのソロ本塁打で1点を返したが、1−2で敗れ、初戦を落とした。

続きを表示

この記事のフォト

2017年10月14日のニュース