阪神 安藤 引退セレモニーであいさつ「甲子園でユニホームが脱げる自分は幸せ者」

[ 2017年10月10日 22:02 ]

セ・リーグ   阪神6-1中日 ( 2017年10月10日    甲子園 )

花束を手にする安藤
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 阪神の安藤優也投手が10日の中日戦の試合後に行われた引退セレモニーで16年間支えてくれたファンに対し感謝のあいさつを行った。

 安藤はチームメイトが見守る中、しっかりとした口調で挨拶を行った。

 「今季をもちまして、安藤優也は現役を引退します。2002年に小さなころから憧れていた甲子園で初めて投げた時の感動は今でも鮮明に覚えています。プロ初勝利もこの甲子園でした。あれから16年がたち、いい思い出、悪い思い出、悔しい思い出もいろいろありますが、振り返って見るとあっという間でした。阪神に入団してから今日まで自分なりに必死で駆け抜けてきました。小さな頃から体が弱かった自分が、まさか40になるまで現役を続けるとは思っていませんでした。大した能力もない自分ですが、自分の力は全部出し切ったと思います」。

 現役生活の唯一つの心残りについて「3度日本シリーズに出場しながら一度も日本一になれませんでした。この心残りを、ここにいるチームメイト、そして鳴尾浜で頑張っている後輩たちに託します」と話した。

 最後に「憧れの甲子園が仕事場となり、甲子園でユニホームが脱げる自分は幸せ者です。いい時も悪い時も支えてくれた家族・友人の皆ありがとう。そして阪神ファンの皆様、いろんな形でサポートしてくれた知人・チームの皆さんに感謝、お礼を申し上げます。私の長い野球人生を共に走っていただきありがとうございました。おかげさまで走りぬくことができました。阪神タイガースと日本一の阪神ファンが、これからもこの甲子園から野球界をリードしていくことを願い、感謝の言葉と代えさせてもらいます」と、ファンやチームメイトへの感謝を伝えた。

 あいさつの後、福留・藤川・鳥谷の3選手と2人の子どもたちから花束が贈られた安藤はチームメイトに胴上げされ、本拠地・甲子園に集まった満員のファンに別れを告げた。

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